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めぐる季節


 当然ながら新年は1月1日と決まっていますが、私の生活暦での新年は2月4日の立春の日を新年と決めています。
だから年が明けたらやろうとか、新しい何かを年明けに買おうとか、事業計画の判断も立春を過ぎてからとなります。ちなみに前日2月3日の大晦日は節分。
よく12月にこれじゃ、年が越せないよ、と表現しますが、私にとっては2月という月を越すことの方に実感があります。亡くなった親父の営業計画の立て方は、何か新しいことに希望を持つ春と
一番気分が豊穣な秋に全ての事の中心を持ってきなさい、でした。それ以外の的外れの時期に何をやってもだめだと。
南国鹿児島で最も寒いのが1月20日の大寒から2月の立春前後、大雪に見舞われることもしばしばで、考えてみれば暦どおりなのです。
二十四節気と言われるこの季節感ほど日本人として大切にしなければならないものは無いと思います。
立春に始まり1月20日の大寒までを二十四節に分けています。皆さんもご存知なのが、立春、立夏、立秋、そして立冬、これが各々の季節の始まりとなるわけで、本当の季節感を体で感じるならば、立夏の夏の始まりは5月5日、秋の始まりの立秋は8月7日、そして立冬が11月7日、月や天の川に代表される天空の運行もすべて旧暦で回ります。もちろん旬の美味いものもすべてがこの季節感のなかに息づいています。
この感覚はすべて父親に教わりましたが、私は皆それぞれに何を伝えることが出来るでしょうか。
写真はビール園まえの見事に色づくアメリカ楓です。毎朝、総出で掃き掃除に一時間程かかりますが、この素直な朝の一仕事が大切なのです。
2009/11/30













恩愛の掟


未知の敵との遭遇は誰でも緊張するものです。相手の情報が無いからです。
イスラエル周辺の永久紛争の根本的な問題は、決定的には相手とのコミュニケーション不足から起こります。
それが宗教という絶対神に隠れて、正当化され、相手を否定し、やがて戦争となる。
世界中の紛争の種は、この考え方、宗教観の違いに端を発したものが実に多いものです。
翻って、我が国の国会論争を眺めると、実に平和で小学校の学級会のレベルです。
実にどうでもいいようなことを、野党も与党の先生方も馬鹿ばっかり。
論争の根底に相手に対する敬意とか、共通の問題処理観がない、要するに愛が無いのです。
戦後の政治家で、さすがと唸らせるのは、田中角栄が最後。
日中国交正常化の折、晴れ渡る北京での周恩来首相との、互いの指が折れんばかりの握手のシーンは、未だに私の脳裏から消えることはありません。
私は、この田中角栄、功罪の両面を指摘され評価は微妙に分かれるところですが、その志は常に高く、その神がかり的、圧倒的パワーはまさに鬼神。
それでいて政敵からも愛されるお茶目な性格は、過去にその類例を見ません。
その昔、仕事で新潟の地元である小千谷市辺りに泊って、角さんの話を聞けば、先生は雲上人でありながら自分のオヤジでもあるのだという。
その彼の数ある性格才能の中で、私が一番注目するのが、接する全ての人に可能な限りの恩愛を、嫌みなく振るまき続けたこと。
その最たるものが、冠婚葬祭、その中でもその人が一番落ち込んでいるであろう葬には、必ずと言っていいほど顔を出して一声慰めたそうな。
まさに人たらしの要諦。
やはり上に立つものは、いつもニコニコ愛されてナンボ、可愛げがないとダメ。
昨今の国会論戦のように、相手を引きづり降ろしての罵り合いでは何も生まれません。
大体、愛がないよね。
NHK特集の荒廃する家庭の悲鳴なんかを見ていても、また同じような絶望感を味わいます。
親も子も無償の愛など程遠く、自分はこんなにも不幸なのに誰も助けてくれないと、自分のことで精一杯です。
すべてはまず、相手に「与える」ことから始まるのに。
相手から奪い取るだけの習性が身についてしまうと、自分がこの世で一番不幸な境遇にあると考えて、ますます奪い取るだけの行動に出るものです。
相手の幸せを優先すれば、いずれその何倍もの幸せが返ってくることが信じられないのです。
恩愛とは一言でいえば相手を思う情けのこと。
特に夫婦や親子の間の目に見えない愛情を指すといいます。
悲しいことに現代は、親は子を、子は親を殺すことでこれを乗り越え、関係をリセットしようとします。戦前の日本に普通にあった「相手様優先」の美徳が戦後消えてしまったことは事実です。
現代は奪い合いの時代、そんな時こそ、まず先に、相手に与えることから始めましょう。
久し振りの写真は、去年の夏、種子島の浦田浜で一人、たそがれた時の写真です。ここの浜は過去見てきた浜のベスト3に入る美しさです。あまりの美しさに声が出ませんでした。



2009/01/18




















首の皮一枚


私の好きなラッキーナンバーは「5」。
確かプロゴルファー青木功のラッキーb焉u5」で自分使用の競技用ボールには「5」を刻印している。
親父の名前にも東五の五の字がついているわけでもないが、今度新車購入の折にはbヘ「5」のつもり。
家内の車、プリウスは今、かなり売れているらしく先見の明ありや、と思っている。
いやいや、bフ話、彼女は何を考えたか、トヨタの社員に車のbヘ「9610」にと申し出た。
これが好きなbゥい、と聞くと車はみんな似てるから間違わない為「クロイワ」なんだとか。
この感覚、非常に実用的で気に入っている。
車社会の地方都市などでは、車をやめて自転車に変える動きがあり、私もトトロの様な愛すべき体型の向かいの奥さん愛用のモーター付自転車を真剣に考えている。
「五」という漢字、父からは天と地をつなぐ大事な仕事をする人なんだよ、と学んだ。
上の「一」(天)と下の「一」(地)の間を繋ぐ「人」、また魔方陣と呼ばれる「1」から「9」の合計数でも「5」は中央の存在で東洋学では一番重要な数字とされる。
中国の皇帝にだけ許されるのが五本の爪を持つ竜、と言うのも有名な話です。
ラッキーと言えば「首の皮一枚」と言う言葉、あまりよい時には使われませんが、それでも悪い状態とは言え、土俵際で生き残っていてこれを境に盛り返すと言う意味を考えると、かなり良い言葉です。
人生、結構この連続です、お気楽に行きましょう。
ここで50年ほど前の私の可愛い写真、新聞を広げる伯父の蒲生の分校へ、東京の子供らしい格好の夏休み。

2008/06/06











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