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晩酌の相手
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バーカウンターの少し高い椅子に座ろうとした瞬間、体重をかけた足に激痛が走る。
古傷辺りで、いよいよ疲労骨折かと思いはめぐり、早速、行きたくない病院へ。
結果は骨折ではなく、ちょっとした、じん帯損傷。
とは言え、歩けぬことに変わりはなく、暇な数日を過ごす羽目に。
事実上、単身赴任の身の楽しみは、月に一度我が家へ帰り、知り尽くした夕餉のメニューとたわいもない妻との掛け合いが心温まり、それが戦士の休息となる。
今日は暑かったとか、飛行機は満席だったとか、実にどうでもいいようなことを話す、そのことが嬉しくて、風呂上りの夕暮れる食卓に二人、お疲れさんの乾杯で全ては溶かされる。
この有り難さには、つくづく感謝しなければならない、と思う。
平岩弓枝さんの「伴侶の死」や松永伍一さんの「老いの美徳」などを読んでいると、相手がいなくなり、空気のような会話が出来なくなった夫婦の寂しさが一番辛いと書いています。
かねがね、家内はなぜ血のつながりの濃い肉親が、別れて暮らし、もともと赤の他人の夫婦が、角突き合わして死ぬまで生きていかなきゃいけないのかしら、と言います。
返す言葉がなく、返事に困ります。
しかしそこに夫婦の妙、人生の妙が隠されていて、たわいもない普通の時間の大切さが見え隠れします。
しかし、この小さな幸せが人生至宝の幸せであり、最高のときなのだと感じることが大切なのだ思うのです。
そういう意味では、夫婦に勝る晩酌の相手はこの世には存在しないのかもしれません。
写真はどうでもいい、30年来通う飲み屋街。
2007/09/25
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