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島らっきょうの収穫は今頃、まだ身の細いうちが美味いものです。
今年の原料の生産計画を立てるに当たり、色々検討した結果、焼酎用の芋、黄金千貫は約100トン、麹用の米は50トンとしました。
芋100トンはフレコンの500sの袋に200袋、耕作面積で4町歩。いつの間にか気の遠くなるような広さになっていて、年間の段取りも体で理解できるようになって来ました。
西郷隆盛が征韓論に破れ、ふるさとに帰り、鹿児島の吉野でカライモ作りに精を出す話は有名ですが、なんとなく、東京の仕事時代が懐かしくなってきていることに自分でも気づいて、満員電車に揺られたり、帰りがけに夜の繁華街を彷徨ったりと、華やかな東京時代が記憶の彼方に消えてゆくことに悲しい様な、嬉しい様な、そして鹿児島の大地でカライモ作りの農業と向き合っている自分がいます。
米の50トンも半端な数量ではありません。鹿児島では、普通、米はモミで反(300坪)当り平均で0.7トン、ざっと7町歩の広さです。農業をご存知の方であれば、そろそろプロの領域に入って来ているとお思いのはずです。
これにレストランで使用する米や黒酢仕込み用の玄米を加えるとこの何倍かを必要とします。
今年の田んぼは、まだ3町歩ほどしか手配が済んでおらずあちこち当たっているところです。
何故、私は芋や米を自分で作る事にこだわるのか、お分かりでしょうか。
よくワインの話が出るのですが、ワインはぶどうを作ることから始まります。
決して他人任せのぶどうを原料にしたワインなどだれも信用しません。
焼酎造りも原料の芋作りからなのです。
小さな苗から蒸留まで一貫して見届けて飲む焼酎は実に美味いものです。
農業と醸造はワンセットであることを関係者は肝に銘じていてほしいのです。
写真は今年新たに加わった2町歩ほどの畑です。
一度器械を入れて整地してみました、とてもきれいな畑です。
今年は芋の収穫の後、にんにくをテスト的に植えるつもりです。
追伸、新年のごあいさつも無く、ご無礼さあでございますが、2月4日の立春過ぎまでごめんなさい、明けましておめでとうと言うには、まだ気分が晴れんのです。
もう一枚、12月29日最終日の社内忘年会、長男も元気です。



2010/1/25


















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