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おしゃべりのDNA
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今年は前半戦が山場と考えた。
と言うよりも人生最大の山場、登り上がれば未来が見えるはず、そういう大転換点。
先日、1月23日の大阪の焼酎研修会の写真を見ていると、若い頃の親父に随分と似ているなあ、と自分でも思う。
親父もおしゃべりが好きで、しゃべり始めると止まらない。
聞くほうはいい迷惑だが、それが一向に聞き疲れないから魅力的なのだと思う。
全盛の頃の田中角栄の演説の魅力に似ていた。
声の大きさ、音質、話の間、話題、人生訓とすべてがバランスがとれ、下手な漫才よりもずーっと面白かった。
何が魅力的であるかは、話の内容の独創性、なるほどと唸らせる先見性、そして確固たる信念。
今思えば、傍で見ていた私は親父の話の進化の目撃者。
印象に残る親父の演説のトップはやはり、衆議院議員に立候補して喋り歩いた演説会の気魄に満ちた演説の数々。
まさに鬼神の如くで、他の候補者から余りに上手すぎるので嫌がられていた。
選挙カーの助手席で期間中共に、一喜一憂し、私は二十歳そこそこで、親父の男の生き様を見た思い。
この時の演説趣旨、今で言うマニュフェストは独創的でその先見性と信念は他の候補者の追随をまったく許さなかった。
しかし、泡沫候補と揶揄され結果は最下位の落選。
ニュースで流れる速報の虚しさは言葉で表現できぬほど屈辱的で、本人は布団を被って寝込み、首でも括りゃせんかい、と心配したほどだ。
今、この焼酎研修会で感じるものは、過去の知識、経験の集大成が、親父が教えてくれた通りに焼酎業界の先見と独創になりつつあると言う予感。
私が火の玉になって喋り歩けば、売上は必ず上がるよ、と同じ遺伝子が教えてくれる。
大阪会場では想像以上の参加者の多さと、熱心さにあらためてこちらも身の引き締まる思い。
調子に乗って春までに東京、名古屋、仙台、金沢、広島、高松、さいたま、博多、水戸、宇都宮、前橋、松本、新潟、青森、札幌と計画を作られ、こんなに出来るかよ!江村君。
2008/01/28
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師走の月
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本年も全ての業務が終わり、何とか体面の保てる帳尻が微妙ながら合い、一人、誰もいない部屋に戻ると、ヨーヨーマ・プレイズ・エンニオ モリコーネを薄明かりの中で流す。
下らんテレビも意味不明のニュースも見たくない。
最近は孤独との付き合い方も多少解ってきて、弱気になったり強気になったり気分は結構忙しいのだ。
携帯が鳴って話を聞けば、貸してあるお金が返せない旨の年末コール。
どう考えても辻褄の合わぬ弁明に、この人の唇の乾きが想像できて、逆にヤサ言葉のひとつも掛けたくなった。
どうせ返ってくるとは、はじめから思ってないし、いいんですよ、端から差し上げたつもりなんですから。
人生はすべてが成り行きであり、その流れにただ身を任せて生きて来てしまったのかね。
志など、とうにどこかへ置き忘れたし、所詮この程度が自分の能力の限界と諦めるには悔しいし、こんな時こそ誰かのヨイショが嬉しいのだけれど。
こんな時はよく親父を思い出す。
特に最近は道で翁のような古老に出くわすと晩年の親父ではないか、とギクリとさせられることが多い。
ゆらゆらとこちらに歩いてきて、何かを言われそうで相手の顔をつい見つめてしまう。
この年の瀬に気がかりなのは、人生に万歳をしてひとり、ホームレスを宣言して消えた友人の事。
「俺、ホームレスになっちゃったよ」が最後の言葉。
自慢じゃないが、俺なんぞは女房には泥棒してでも金の心配はさせない、と宣言したのに。
どこぞのインターネットカフェでこれを読んでいるのであれば、メールのひとつでも送れや。
見上げれば漆黒に月、年の瀬らしい雰囲気で今年を締めくくります。
皆様それぞれによいお年を。
2007/12/29
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アメリカ的中国
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毎年、年末年始は観光業界にとって年次総会やら、決算調整、団体送り込みの踏み絵などなど、強制的な付き合い海外団体旅行に行かされる。
その数ある中から私に白羽の矢が立ったのが、香港・澳門(マカオ)。
金欠のこの時期、嬉しさも梅一厘ほどしかないものの、今年できたばかりのラスベガス資本の世界最大の博打場、ベネチアン マカオ リゾートホテルに二泊もする行程では行かざるを得まい。
その昔、30数年前、若干20幾つかの若さで、当時は澳門のリスボアホテルのカジノで初大勝利を収めて以来の歴史あるアジアきっての博打場である。
あの時は戦賞金をロレックスに変えて、生まれて初めてこの左腕に輝かせた。
その後の中国の経済発展は世界の誰もが認める中で、あの世界一博打の好きな国民性の中国の民がその稼いだ大金を握り締めて、我先にとカジノに大挙して向かう姿はいかがなものか、非常に興味をそそられた。
こう言っては失礼だが、現地の中国人の方も認める通り、博打好きはかの国の国民性である。
大陸的と言おうか、老若男女を問わずその博打スタイルは唯我独尊、大らかにして底なし、言い換えればエネルギッシュである。
とてもとても日本の伊東美咲のような上品な方は、あのような空気の中では5分と持たない。
そして、カジノのその広さたるや、大きいもの好きのアメリカ人でも度肝を抜かれよう。
チックインタイムの5時前後から、現場は朝の山手線のラッシュ状態となり、新装開店のパチンコ屋のあり様。
取る物もとらずに兎に角、通夜に駆けつけました、ような顔で一心不乱、まさに修羅。
思えばこの巨大建造物を眺めていると、中国とアメリカはその適当さとずうずうしさに於いてはまさに血のつながった義兄弟。
さて、少ない軍資金も瞬時にトケテ、夜も10時を過ぎる当たりからご存知、中国のお姉さん達が飛び交い始め、笑顔でそのアタックをかわすのに一苦労。
「何で笑顔でかわすのよ!」、と家内からガラレても、これは国際的な男のマナー。
たかだか皇居ほどの面積の大人のディズニーランド澳門の夜は、スティーブ マックイン主演「砲艦サンパブロ」で魅せた中国のエキゾチズムは儚く消え、名古屋あたりのパチンコ屋で夜更かしして、首を寝違えたような妙に疲れるものでした。
ただ一つ、中の日本食レストランで見た薩摩の芋焼酎は、あながち唯の飾り物ではなく、もしかして世界に、を予感させる何かがありました。
その何かがなんなのか、考えさせられる旅でもありました。
2007/12/10
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