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団塊のセールスマン
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長期の出ずっぱりトップセールスは6年ぶりくらいか、足にきた。
その時代時代で担いできたものは違うが、重いカバンをぶら下げてスーツ姿で彷徨う様は正に売れない家電の団塊世代のセールスマン。
初老のこの歳にはちと辛いが、若い頃とは違ってまた別の意味での使命感と充実感があるから救われる。
上り電車を待つホームにたたずみ、空を見上げると月が見えた。
晩秋の日暮れは早く、暮れなずむ空には星までもが二つ三つと見える。
最後の訪問先を軽く流して、新宿駅に着いたら居酒屋でオツカレサンの姿が脳裏をかすめる。
相方とのこれは正に阿吽の呼吸。
その相方の江村君も来年還暦だから正に団塊のオジサンセールス軍団。
しかし、訪問先ではこちらの貫録勝ちで、若い社長や専務、部長クラスでは我われの重厚なセールスには歯が立つまいよ、年季だけは異常に長いオッサンゴルファーのテクニックのように。
と言うよりも、まさか蔵元の社長が来ると思っていないから不意を突く奇襲と言えば奇襲。
しかし、そんなセールスは一度やってしまうと二度目は来年。
ここは若い衆に任せて、総力戦であることが相手に判ればよろしい。
自分ではセールスに向く性格とは思わないが、率先模範の好きな性格だからよくカバンを抱えて地方をセールスして歩いた。
私の良いところは自分で言ってなんですが、初対面の人との関係を怖がらずに、相手を好きになってしまうこと。
その雰囲気がどうも相手様にも伝わるのか、これまで一度もおかしな関係になったことは幸いにない。
「人」そのものを売り込むことは営業の基本極意ではあるけれど、商売抜きでもご縁があったことを素直に「知り合えてよかった」と感じることが幸せ。
この歳で今回も色々な人から色々なことを学ぶ、これが私にとっても会社にとっても一番の営業成果であることは間違いない。
来年の一月は関西、名古屋とトップセールスの予定で二月から三月にかけて全国で勉強会の予定。
どれだけの多くの人に出会えるかが、イコール売上を大きく左右するポイント。
写真は鹿児島の甑島の銀座のママ、もう30年近い付き合いで、蘭のあるお寿司屋を紹介してもらいました。
2007/11/18
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火事と喧嘩は江戸の華
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宮崎県のえびの市に金松法然様の伝説というのがあって、お参りに行ってきました。
お参りづいているので、ほいほいとご利益を頂戴に預かろうとの魂胆です。
しかし、よくよく聞いてみるとこのご利益様について知らぬのは、どうも私だけだったらしく、聞く人皆々様がご承知で、結構こまめにお願い事をしているのだなあと、関心しました。
こちらでは「一言様」(ひとこっさあ)と言いまして、えびの市にお参りと言っただけで
(あら、ひとこっさあ、デスカ)とその道に明るい先生からも言われ、
(あらもう何時、午前中に行かなきゃだめよ)と諭される始末。
(いえ、今日はとりあえずのご挨拶でして)と気持ち半分だったのが良くなかった。
この金松法然様というお方は、言い伝えの看板によると大変な焼酎好きのお坊様で、死の直前に(私が死んだら焼酎を供えて一つの願を立てたら必ず叶えてやる、一度に二つ以上の願はかなわんぞ、欲張りはいかんぞ)と仰せになったそうで、そこから一言叶う、一言様となったと言うことです。
私は首にロープを掛けられ、売られ行くベコウシの心境で言われるがまま
(社長、願い事は一つですよ、単純明快に一つだけお願いしてくさい)その通り言ったつもりが、帰り車の中で
(願い事は一つだったんだけど、複雑にお願いしたらまずいかな?)
(どう言うことですか?)
案の定、東京の会議では大きな御世話となって兄と大喧嘩になってしまいました。
家内に話しても(あらら・・・)の一言。
江戸のお方は相変わらず気が短いなあと思いつつ、も一度単純明快にお参りの予定です。
見上げれば、外はビル火災らしく10機近くのヘリが頭上を舞っています。
さすがにお江戸の地と、自分の不甲斐なさに呆れながらも、素直にも一度、お願いし直し、しかし不思議と穏やかな気持ちになって、まっ、いいか。
2007/11/09
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失敗の本質
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戦争の本質を知らない私たちにとって、昭和の敗戦とは一体なんだったのか。
そして戦後の高度成長とバブル崩壊までの60年から何を学ぶのか。
ギョッとしたタイトル「会社は頭から腐る」を店頭で見つけ、買うか買うまいか迷った。
副題〔真剣勝負で「負け」を経験した人をトップに任命せよ!〕
厳しいこと言うなと、大いに迷ったが読んでみた。
産業再生機構で辣腕を振るった著者ご本人も大いなる挫折を味わったからこその真言。
私もそれなりにこの10数年間を多いに苦しんだ、だから染み透るように頭に入った
経営の難しさは頭で理解しても全てが回らないと良くならない。
著者は、経営の本質はフィードバックであると言われる、そしてたえず修正していくプロセスが大切であると。
計画→実行→検証→修正(PDCA)。
この繰り返しが企業の体質として染み込んだトヨタの強さの秘密は、永遠に再生し続けるクセが体にしみこんでいるからだと。
私も全くの異業種、ビール製造とサービス業に奔走し辛酸をなめさせて頂いたが、その中から得た敗けの本質は逆にまた経営のコツのエッセンス。
今、これから何をしなければいけないか、今頃手に取るように理解できるから困ったもんだ。
そう考えるとこのイバラの10年間はこれから意味を持つものになる。
私の人生のシナリオ終了稿は、己を体現者とした水先案内人か?
なんとも遠まわしな演出と感じるが、確かに実戦、しかも敗戦を経験した者の強みは、二度と同じ轍を踏まぬこと。
あのトヨタでさえ50年前には倒産の危機を向かえ、朝鮮動乱特需で生き残っている。
この稿に関しては書きたいことが実践として山ほどあるが、数ある中での一番は「人」か。
人ほど重要な要素は見当たらないと思っている。
2007/10/25
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