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芋の自家栽培について

霧島農事振興の紹介

芋の自家栽培について


種芋の伏せ込み

サツマイモの苗は、前の年に収穫された芋を貯蔵して作った種芋から育てます。2月上旬〜中旬にかけてこの種芋を苗床に伏せ込み(地面に埋め)、2ヶ月ほどかけてハウスの中で苗を育てます。まだ肌寒い春先とはいえ天気が良い日にはハウス内は相当な温度になります。そのため、毎日の天気を見ながらハウス内の温度管理に気を配っています。

苗切り

約30〜40cmぐらいまで成長すると苗を切り取ります。切り取る時期をずらすことにより一つの株から3〜5本の苗が取れます。切り取る場所を間違えると次の苗が伸びてこないので、一本一本手作業で丁寧に苗を切り取ります。



植え付け

畝立てしマルチを張った後、一定の間隔で苗を植え付けていきます。植え方は昔ながらの方法で、竹の棒で苗を一本ずつ土の中に押し込んでいきます。腰を屈めながらの作業になりますので、慣れないうちは足腰にこたえます。 例年、5月の上旬頃から植え付けを始め、ひと月程かけて全ての圃場に植え付けを終えます。

収穫

11月、いよいよ待望の収穫期です。収穫専用の大型機械を導入したおかげで、昔に比べて収穫作業の重労働も大幅に軽減されました。芋掘りと選別が同時に行えるのも魅力です。年や圃場によって出来・不出来があるのもやはり事実。来年への課題にしつつ、より品質の高い芋が作れるように試行錯誤を繰り返しています。


霧島農事振興



平成16年4月1日、焼酎の原料となるサツマイモ(黄金千貫)の生産・確保を主な目的として設立されました。例年、五つの畑で約60トンのサツマイモを収穫しています。

また、畑のほかにも芋苗や野菜栽培用のハウスを持ち、ここで収穫された野菜は、これもグループ会社である薩摩麦酒(株)のレストランの料理素材として利用されています。



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